STEP 01

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“できるメソッド入門”
『小学生の学力を伸ばす4ステップ講座』
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〇〇〇〇さん

こんにちは。
学習塾学門の坂野貴規(ばんのたかのり)です。

今日から講座本編をはじめます。
よろしくお願いします。

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【STEP 01】
教えずに “ 言わせて ” 学力を伸ばす方法
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テストで解くことができなかった問題や、
宿題で解くことができない問題に対して、
子どもに、「わからない」と言わせないようにします。

子どもの「わからない」は、
自分の努力不足を正当化するための漠然とした言い訳ですから、
解けなかった本当の理由がぼやけてしまいます。

ですから、テストの不正解なら、

「解けるようになるまで練習していなかった」
「しっかり覚えていなかった」

とか、宿題の問題なら、

「解くのが大変そうだったから、考えたくない」
「問題文が長いから、読みたくない」

のように、
正解できない理由が明確になるように
言わせることが大切です。

本人なりに、できなかった理由を考えさせ、
「わからない」以外の表現で言わせるのです。

そうすることによって、
自分の学習への取り組みについて
客観視させ、興味関心を持たせ、
気づきや自己分析を促すのです。

気づきや自己分析がなくては、
行動は変化しません。

良くない状態を良い状態に変化させたいのなら、
まず、すべきことは、

自分の学習への取り組みについて
気づきや自己分析を促す

ことです。

このSTEP 01 では

【1】できない理由を分類させ、言わせる方法
【2】できない理由を気づかせ、考えさせる方法

について講義します。

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《 準備 》できない理由の分類リスト
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STEP 00 で作成した「理由リスト」
を使用します。

======《理由リスト》======
1.知らない、覚えていない
2.できるまで練習していない
3.まちがい、ミス
4.説明できない
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まず、理由について、一つずつ解説します。

1.知らない、覚えていない
・漢字を覚えていない
・用語を覚えていない
など、知識が定着するまで努力をしていない、
あるいは努力が不足している状態です。

2.できるまで練習していない
・算数の計算問題
・算数の例題の解法
などの技能が、練習不足で習得できていない
状態です。

3.まちがい、ミス
・問題の読み間違い
・解答欄の書き間違い
・単純な計算ミス
など、主に不注意によって
不正解になっている状態です。

4.説明できない
・問題の難解さ
・問題の複雑さ
などに “ 考える努力はしてみるけれど ”
対応できない状態です。
知識の不定着や不足、例題等の練習不足、
応用力不足、学習特性に関する原因など、
複数の原因が関係しているため、
子どもは単に「難しい」と言います。

また、1~4以外の理由は
5.その他
とし、表のリストには書かず、
保護者だけが知っておきます。

5.その他
・問題文や指示文を “わざと” 読まずに解く。
・解くスピードが遅く、時間が足りない。
・書く文字や数字が汚く、読み取れない。
・考える(努力する)前に諦めてしまう。
など、1~4に分類できないものです。

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【1】できない理由を分類させ、言わせる方法
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「理由リスト」を使って
できない問題、不正解だった問題を
子どもに分類させます。

(1)理由リストから理由を “ 選ばせる ”

できない問題1問1問について、
理由リストの中から1つずつ、
当てはまると思う理由を選ばせ、
番号と理由を口頭で言わせます。

《対話例》
『解けなかった理由はどれだろう?』
「1。おぼえてなかった。」

(2)選べない場合は無理に決めさせない

子どもが自分では選べない(決められない)場合は、

1~4に分類できそうならば、
少しヒントをあげてもいいでしょう。

《対話例》
『解けなかった理由はどれだろう?』
「・・・・」
『もっと気をつけて考えたら〇だったんじゃない?』
「うん。3。まちがえた。だって今はできるし。」

1~4に分類できそうでなければ、
保護者が理由5と分類して(子どもには言わない)、
『理由を決められたら教えてね。』
と考えさせるくらいにしておきます。

国語の文章読解問題のように、
理由が決めにくい問題もあるので、
そういったものは無理に決めさせようと
しない方が良いです。

保護者が、おそらくこうだろうな、
と推測しておけばよいでしょう。

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【2】できない理由を気づかせ、考えさせる方法
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できない問題、不正解だった問題が
分類できたら、
少しだけ説明(反省)させましょう。

(1)説明や反省を促す

理由リストで選んだ理由について、
軽くコメントや質問をしてあげて、
子どもに説明や反省を促します。

このとき、
『なんで覚えなかったの?』
のような詰問はしないようにします。

《対話例》
『解けなかった理由はどれだろう?』
「1。おぼえてなかった。」
『そっか。覚えるの嫌だった?』
「嫌じゃないけどさぼっちゃった…」

(2)子どもに考えさせる

自分ができなかった問題に対し、
なぜできなかったのか?
を自問させることで、

自分の学習への取り組みについて、
気づきや自己分析を促す
ことが大切です。

ですから、

理由の分類を過度に手伝ったり、
(『この問題の理由は3じゃないの?』など)

すべきことやその方法を教えて(指示して)しまう
(『じゃあ次からは○○しなさい』など)

ようなことはしないように気をつけましょう。

《対話例》
『解けなかった理由はどれだろう?』
「1。おぼえてなかった。」
『そっか。覚えるの嫌だった?』
「嫌じゃないけどさぼっちゃった…」
『さぼっちゃったのか~。』
『どうしてだろうね?』
「・・・」
『次はさぼらず覚えられるといいね。』
「うん。やってみる。」

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【3】ポイントと注意点
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(1)簡単に、ストレスなく

できない問題を分類させることで
学習効果を実現するためには、
継続して行わせることが必要です。

そのためには、子どもも保護者も、
なるべく簡単に、ストレスなく行えるようにする
ことが大切です。

・表から選ばせ、口頭で言わせる

・軽くコメントや質問をする

・口頭で、“ 少しだけ ” 説明、反省をさせる

STEP 01 では、
“ 口頭で言わせる ” ことだけに徹します。

(2)少量、短時間を毎日続ける

気づかせることによって、
子どもの行動に変化を起こさせるためには、
毎日続けることが理想です。

そのためにはできるだけ、
少量、短時間で行うようにします。

毎日の宿題や、
返却されたテスト用紙などから、
1日に2,3問を選び(選ばせ)、
5分程度で行うのがよいでしょう。

ただし、単なる作業にならないように、
真剣に、集中させて取り組ませます。

またその間、
子どもが “ 考えている様子 ” を観察します。

このような指導を、
子どもの行動や結果に変化が表れるまで、
2週間~1ヶ月くらいは続けて様子を見ます。

(3)正直に答えさせる

良くない理由こそ
ごまかさず、正直に答えさせる
ことが大切です。

『解けなかった理由はどれだろう?』
「…2。あんまり練習してなかった…」

と正直に答えたのであれば

『ちゃんと練習しなくちゃダメじゃない!』

のように、叱る(否定する)ことは
絶対に避けなくてはいけません。

正直に答えなくなるばかりか、
この指導を拒絶するようになります。

子どもに正直に答えさせ、
素直に反省させるためには、
子どもと保護者の関係を良好に
保っておかなくていけません。

そのためにも、STEP 00 で伝えた通り、
勉強に関しては、
いかなる理由があろうと、
叱る(否定する)のは厳禁です。

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ここまでで STEP 01 の講義は終了です。

今日の宿題や、持って帰ってきたテストを使って
実践してみてください。

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ここからは、
これまでに説明した内容の補足説明です。

今後の STEP に進む上でも大切な内容ですので、
ぜひお読みください。

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≫子どもの「わからない」は、
≫自分の努力不足を正当化するための漠然とした言い訳ですから、
≫解けなかった本当の原因がぼやけてしまいます。

子どもの言う「わからない」について考えてみます。

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「分からない」の辞書的な(本来の)意味

学習場面において、学習対象の意味、内容、
仕組み、論理などがはっきりしないこと

========================

「分からない」の本来の意味は上記のとおりです。

これに対し、子どもたちの使う
「わからない」には、
^^^^^^^
「知らない」「興味がない」「嫌い」「難しそうだ」
「やりたくない」「仕方がない」「教えて」

などの意味が含まれます。

子どもたちの
「わからない」という状態は、
^^^^^^^
問題を解くための努力をしていないにも関わらず、
漠然と解けない言い訳をしている状態

だと言えます。

「わからない」は「分からない」とは全く別の言葉なのです。
^^^^^^^
それなのに、子どもの「わからない」を真に受けて、
一からすべて教え直そうとしたり、
誰かに教えてもらわなければと焦り出したり、
学習能力に問題があるのではないかと心配したり
してしまうのですが、
実際には

最低限のすべきこと(努力)をしていないだけ

であることが多いのです。

≫理由の分類を過度に手伝ったり、
≫すべきことのやその方法を教えて(指示して)しまう
≫ようなことはしないように気をつけましょう。

すぐに不正解の問題を解けるようにさせたい
と思われるかもしれませんが、
大切なのは

その問題を解けるようにさせることより、
その問題が解けなかった理由に気づかせること

です。

本来、テストまでに、

“ 自分の力で ” 解けるようになっていなくては
いけなかったはずの問題です。

それを手助けして(教えて)あげたとしても、

保護者は気が済むだけ、
子どもは解けるような気になるだけで、
何一つ子どものためになっていない

ということがよくあります。

問題が解けなかった理由に気づかせるだけでも、
・宿題に取り組むとき
・学校の授業を受けるとき
・テストを受けるとき
の意識、態度、行動など、
子どもの学習に取り組む姿勢に変化が起きます。

その結果として、

自分の力で、できないことを減らし、
自分の力で、できることを増やす

ことができるようになるのです。

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これで STEP 01 の全講義を終了します。

明日は

STEP 02 「教えずに “記録させて ” 学力を伸ばす方法」

をお届けします。

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