STEP 03

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“できるメソッド入門”
『小学生の学力を伸ばす4ステップ講座』
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〇〇〇〇さん

こんにちは。
学習塾学門の坂野貴規(ばんのたかのり)です。

STEP 01 または STEP 02
は実践できそうでしょうか?

少量・短時間でも、
毎日自分の弱点を気づかせ続けることで、
それらを改善しようとする意識が高まり、
学習に対する行動が変化します。

正しい学習姿勢が身につくことで、
自然に学力が向上していくのです。

ぜひ、継続してほしいと思います。

今回の STEP 03 では、
STEP 01、02 のような
間接的な学習指導ではなく、

解けない問題を解けるようにさせるための、
問題そのものへの取り組ませ方

に目を向けたいと思います。

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【STEP 03】
教えずに “ 慣れさせて ” 学力を伸ばす方法
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勉強に限らず、
簡単にはできないことができるようになる
までの過程には、必ず “ 慣れ ”があります。

「そんなこと慣れちゃえば簡単だよ」

一度は言ったことがありませんか?

当然、勉強にも “ 慣れ ” ることで、
できるようになることがあります。

例えば、
多くの小中学生が「 割合」を苦手にしますが、
そんな子どもたちも、成長する(大人になる)につれ、
いつの間にか「割合」を使えるようになります。
経験的に「割合」を使い慣れていくからです。

勉強において、
“ 慣れる ” ことは “ 覚える ” ことです。

・長く複雑な問題文に慣れる
= 問題文を何度も読んで内容を覚える

・難解な解き方に慣れる
= 解き方を何度も練習して手が覚える

複雑で難解な問題が解けない状態というのは、
“ 覚える ” という行為を軽視し、
ほとんど行っていない状態です。

複雑で難解な問題ほど、

解くときには、
「問題をよく考えなくては!」

結局解けずに、
解答解説を読むときには、
「解き方をしっかり理解しなくては!」

と思うものですが、

「まず問題文を完全に覚えてしまおう!」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「とりあえず解答解説を丸暗記しよう!」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
と思うことは少ないのです。

ある算数の文章題を解くとき、
問題文を覚えもしないで、
何度も問題文を読み返し、見返しながら
考えたり、計算したりする。

実はこの状態では、
考えることに集中できていません。

恐らくその問題は、
子どもが考えることに集中できていれば、
自分の力で解けるはずなのです。

ではどうすれば、
考えることに集中させられるのでしょうか?

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【1】“ 問題を考える準備 ” をさせる方法
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問題を解く時、
考えることに集中させるためには、
問題に慣れさせればよいのです。

子どもに、問題文を覚えさせましょう。

例えば算数の文章題の場合、

・誰が何をどうしたのか?
→ ストーリーとして覚えさせる。

・何が〇個で、何が〇cmなのか?
→ 量や大きさを具体的なイメージで覚えさせる。

・もとめるものは何なのか?
→ そもそも何を求める問題なのかを覚えさせる。

もう問題文など見返さなくてもよい状態
にさせます。

これで “ 考える準備 ” ができるのです。

子どもは考えることだけに集中できます。

頭の中にすべての情報は入っていますから、
いつでも、どこでも、考え続けられます。

また、問題文を覚えている間に、
問題が解けてしまうことも少なくありません。

このように、
問題文に “ 慣れさせる” 訓練を行うことで、
次第に、長く複雑な問題文に対する
苦手意識、抵抗感、拒否感、
などが薄れ、無くなっていきます。

そうやって考えさせたとしても、
解けるようにならない問題については、
いつか解けるようになればよいとし、
とりあえず放置しておけばよいでしょう。

しばらく期間をあけては解かせてみる、
を繰り返してみるのもよいでしょう。

問題文を覚えさせ、
真剣に集中して考えさせたのであれば、
子どもの中に、
その問題を解くという意識は残り続け、
いつの間にか解けるようになるものです。

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【2】解答解説を有効に利用させる方法
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いつかは解けるようになるとはいえ、
できる限りその時に解けるようにさせたい
ということであれば、
その問題の解答解説を利用します。

もちろん保護者は問題の解き方を教えません。

問題文と同様、解答解説についても、
子どもが読みながら、
分かろう、理解しよう、
としても、
考えることに集中できません。

まず解答解説を覚えさせましょう。

小学生の算数の文章題の場合、
多少複雑な問題であっても、
長い解説はあまりなく、
簡素な解法と計算式が示されるくらいなので、
とにかくそれらを丸暗記させます。

その後、
覚えた解法や計算式について、
それの意味するところなどを考えさせ、
“ 本当に ” 正解させられるように
導けばよいでしょう。

中高生に、

「解答解説を読んだけどよくわかりません」

と質問されることがありますが、
これは解くための努力を省くための
言い訳にすぎません。

『そう。ところで、解答解説は覚えたの?』
『解答解説のどの部分が “ わからない ” の?』

「・・・」

『まだ質問してもよい段階ではないね。』

質問するのであれば、
せめて解答解説を覚えるという、
最低限の努力をするべきです。

それが当然であるという感覚を、
小学生のうちに養うことができると、
中学以降の学習で困ることはなくなります。

※実際には、生徒がまだ質問する段階に至っていない
のに、良かれと思って、懇切丁寧に教えてしまう
指導者は多いのです(学生バイト講師や新人講師)。
生徒の成長を阻害する行為であるにもかかわらず、
生徒からは何でも教えてくれる良い先生と感謝される
のはおかしなことだと私は思います。

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【3】ポイントと注意点
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(1)複雑さや難解さに慣れさせる

繰り返し説明してきたように、
問題文や解答解説を覚えさせるのは、
問題の複雑さや難解さに慣れさせて、
子どもを考えることに集中させるためです。

問題が解けるようになることよりも、
慣れさせることを重視する
ように注意します。

問題を解くためには、
当然それ相応の努力が必要である、
という感覚を身につけさせることが大切です。

そうすれば、
問題の複雑さや難解さに負けて、
考えることをすぐにあきらめてしまう
ようなことがなくなります。

(2)指導の方法は教科や内容によって異なる

上の指導方法では、
算数の文章題について説明しましたが、
実際に指導する場合は教科や問題内容によって、
その方法は異なります。

例えば国語の文章読解問題の場合、
文章をすべて覚えさせようとはしません。

また、文章についても、
学校の授業で扱った教科書の文章
なのか、
そのテストで初めて読んだ文章
なのか、によっても対応は変わります。

小学生の学習内容といえども、
ある程度の専門的な指導技術は必要です。

判断が難しいとは思いますが、
実際に指導する場合は、
子どもの様子を見ながら、
効果が表れそうな問題についてだけ
行うようにしてみましょう。

(3)テストの問題の解き方ではない

この STEP で説明してきた
問題に慣れさせる指導方法は、
あくまで解けない問題に対して行うもので、
テスト中に実行させるものではありません。

実際のテストでは、
問題文を覚えている時間はありません。

複雑で難解な問題に短時間で対応できる力
をつけさせるためには、
そのための指導、訓練が必要です。

(4)日数をかけてじっくりと

本当にその問題に慣れるまで、
日数をかけて毎日取り組ませます。

毎日異なる問題に取り組ませるのではなく、
(そんなに問題がないと思いますが)
1問を1週間かけて考えさせる、
ようなイメージです。

これも子どもの様子をみて、
1日にどれくらいの時間をかけるのか、
何日続けるのか等、調節していきます。

あまりにしつこく続けるのは逆効果
になることもあるため、
たとえ解けるようにならなくても、
一旦その問題から離れる判断も必要です。

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この STEP 03 での指導方法は、
保護者、子ども双方にとって、
すべきことの負担が大きく、
実践することは難しいかと思います。

しかし、
教えずに学力を伸ばす方法として、
有効なものであることは間違いありません。

たとえすぐに実践することができなくても、
いつかこの指導方法を活かすことのできる
場面があったときには、
ぜひ、実践してあげてください。

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これで STEP 03 の全講義を終了します。

明日は、“ できるメソッド ” の信条である、

~ 分からなくても “ できる ” ようになる ~

を実現させるための指導方法の一つである、

STEP 04 「教えずに “ 真似させて ” 学力を伸ばす方法」

をお届けします。

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