STEP +2
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“できるメソッド入門”
『小学生の学力を伸ばす4ステップ講座』特別号2
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〇〇〇〇さん
こんにちは。
学習塾学門の坂野貴規(ばんのたかのり)です。
“できるメソッド入門”
『小学生の学力を伸ばす4ステップ講座』
今回はその特別号2をお送りします。
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【STEP +2】
学習塾に通わせるまでにつけてはいけない習慣
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「子どもの勉強に関する問題を解決したい」
と願い、その解決策として学習塾に通わせる。
しかし、いっこうに問題は解決せず、
改善する兆しもない。
それどころか、悪化しているような気がする。
残念ながら “ よくあること ” です。
そして、そうなってしまう原因は、
本人、家庭、塾、それぞれにあります。
その原因について真剣に向き合うことなく、
「今の塾では効果がないから、塾を変えよう」
と、改善しない責任をすべて塾になすりつけても、
それで状況が好転することはありません。
ここでは、
“ 学習塾に通わせるまでにつけてはいけない習慣 ”
と題して、
学習塾での指導では効果が期待できない子の特徴
についてお話ししたいと思います。
※ 上で、
「原因は、“ 本人 ”、家庭、塾、それぞれにあります」
と述べましたが、ここでいう子ども本人の持つ原因とは、
学習能力に関するなんらかの障害のことです。
認知特性や障害特性によっては、指導や訓練では
根本的に改善することができないものもあります。
そのような原因がないのであれば、
子どものもつ問題の原因は、本人ではなく、
過去及び現在の生育環境にあると考えるべきです。
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1.勉強に関して、ごまかす・隠す・嘘をつく
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私が、初めて指導を行う授業で必ず
児童生徒に約束させることがあります。
「素直に、正直に勉強すること」
説明や指示を素直に受け入れ、素直に従う。
聞かれたことに正直に答える。
良くない状況であればあるほど正直に伝える。
自分の感情や想いにも正直でいる。
これは、勉強に限らず、
スポーツでも音楽でも、何かを習得する上で、
上達を早めるための大切な姿勢です。
しかし、勉強に関することで、
ごまかし、隠し、嘘をついてしまう。
そんな児童生徒に少なからず出会ってきました。
勉強では、
ごまかし、隠し、嘘をつくことで
得られるメリットなど何一つありません。
まったく自分のためにならない行為である
にも関わらず、してしまう。
そのような児童生徒を目の当たりにすると、
指導者として悲しい気持ちになります。
叱られるのが嫌なのか …
そんなこともできないのかと思われたくないのか …
やりたいことを我慢させられたくないのか …
そこまでして勉強したくないのか …
理由はともかく、
原因をつくっているのは、
その子に関わっている我々大人です。
子どもに原因はありません。
そもそも勉強などさせなければ、
子どもが
宿題をやっていないことをごまかしたり、
先生に叱られたことを隠したり、
してもいない努力をしたと嘘をつく
ことはないのです。
もし、今、お子さまが勉強に関して、
ごまかしたり、隠したり、嘘をついたり
するような状態であれば、
それを改善することなく学習塾に通わせる
ことはやめておいた方がよいでしょう。
まずはご家庭で、勉強に関して、
ごまかし、隠し、嘘をつく必要がない環境
をつくることが大切です。
学力を伸ばすためには、子どもに
“ 素直に、正直に勉強する ”
ように導かなくてはいけません。
素直に、正直に勉強する姿勢
が身についていれば、
多少学力に問題があったとしても、
学習塾で学力を伸ばすことは十分期待できます。
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2.指示に従わずに書こうとする、やろうとする
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返却されたテストを見た時に、
「なぜもっとよく問題を読まないの?」
「よく読んだらできたでしょう?」
と思うことはないでしょうか。
そうです。
テストの不正解の半分は、
問題の指示をよく読まないことが原因です。
典型的な例は、
・アイウエオの記号選択式なのに、単語で答えた
・書き抜き(抜きだし)問題なのに、正確に写さなかった
・複数解答なのに、1つだけ選んだ
・字数が足りない
などです。
これらを、
本当は答えは分かっていた、
と捉えてやり過ごすのはよくない習慣につながります。
テストは、
設問の指示に従って正しく答える、
という行為です。
それができなかったということは、
たとえ答えが分かっていたかもしれなくても、
” できた ” ことにはならないのです。
指示に従えなかった = ” できなかった ”
ということなのです。
それを重要視せず、
本当は分かっていたと捉えてやり過ごす習慣は、
学年が上がれば上がるほど厄介で、
修正が困難になります。
なぜなら、
その人はテストの問題を読むときだけ、
指示に従えないわけではないからです。
教科書を読むときも、
問題集を解くときも、
指示に従わず、
自分勝手な判断で、
間違った勉強をし続けている可能性があります。
学年が低ければ、
「テストができなかったのは、指示に従わなかったから」
と単純だったものが、
学年が上がると、
「そもそも習得の時点から指示に従わず、正しい行動とずれている」
ことも多々あり、
そうなると単にテスト中に設問をよく読むだけでは解決しないのです。
では、そうならないように何をするか。
何事も、よく読み、
指示に従う習慣を身につけさせることです。
もし、すでにお困りであれば、
勉強中だけでなく、生活全般において、
習慣を見直すことです。
なぜなら、よくない習慣は、
勉強の時だけの習慣ではないからです。
家族のルール、
服装、身だしなみ、
提出物の期限、
集合時刻など、
身の回りには守るべきことがたくさんあります。
それらを当然のように守る姿勢は必ず学習状態に反映されます。
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3.短絡的に次の答えを選ぼうとする
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選択形式の問題で間違いがあった時、
「アじゃないなら答えはイ?」
さらに間違えて、
「イじゃないなら、ウ!」
もはや問題を解いているとはいえません。
たとえ2択の問題であっても、
間違った理由を考えたり、
なぜもう1つの選択肢が正解なのかを考えることは、
学習姿勢として当然のことなのですが、
勉強に不慣れな低学年の児童であれば、
上記のような行動をとってしまうこともあります。
このような状態は、
学年が上がるにつれて改善していくものですが、
勉強に関する不適切な対応などによって、
その状態が習慣化してしまうことがあります。
勉強に関して、
このような短絡的な行動が習慣化すると、
当然、高い学力は身につきません。
そして、
学年が進むにつれて、
このよくない習慣を直すのは困難になります。
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4.答え合わせをしない、やり直しもしない
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成績がよくない子の習慣としてよくあるのが、
問題を解きっぱなしで、
答えの確認をしない、
という行為です。
当然ですが、
これは勉強とは言えません。
勉強とは、
ある事柄について、
自分でできるようにすること、
解けるようにすることです。
問題を解いただけで、
答え合わせをせず、
合っているかどうかも分からないままでは、
自分ができたのかどうか、
解けるようになっているのかどうか、
もちろん分かりません。
誰が考えても当たり前のことなのですが、
解きっぱなしで、
勉強をしたことにする、
または、
宿題をやり終えたことにする、
という感覚を持っている子が、
実は大勢います。
問題を解いて、
答え合わせをする、
は勉強の準備です。
まだ勉強はしていません。
答え合わせをして、
間違っている問題は原因を追究する。
知識が足りなければ覚え、
練習が足りなければ練習し、
次こそ正解となるように習得する。
こうすることで、
問題を解く前にはできなかったことが
できるようになる。
それが勉強をしたということです。
答え合わせをしない子は、
もちろん、
このやり直し勉強もしない。
つまり、
勉強など少しもしていません。
問題を解く前と、
解いた後で、
変化がなければ、
勉強したことにはなりません。
ですから、
解いただけで、
答え合わせもやり直しもしないのに、
「勉強した」と勘違いしてしまう感覚を
持たせてはいけません。
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■ まとめ
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1.勉強に関して、ごまかす・隠す・嘘をつく
2.指示に従わずに書こうとする、やろうとする
3.短絡的に次の答えを選ぼうとする
4.答え合わせをしない、やり直しもしない
今後学習塾に通わせようと考えている場合、
これらの良くない習慣が身についていると、
塾での学習指導の成果は期待できません。
塾によっては、
これらの良くない習慣の改善まで対応してくれる
かもしれません。
しかし、家庭でも改善できることは家庭で行うことで、
子どもには、
塾でしか受けられない学習指導
を受けることに専念させることができます。
学習塾を最大限利用するためにも、
“ 学習塾に通わせるまでにつけてはいけない習慣 ”
は、家庭で改善しておくようにしましょう。
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